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【日本初の浮上試験に成功】空飛ぶクルマもハイブリッドへ!次世代型eVTOLを開発する「HIEN Aero Technologies」、イークラウドを通じた資金調達を7月11日に開始

〜大学発ベンチャーの強みを生かし、社会が求める次世代空モビリティの市場投入を目指す〜

HIEN Aero Technologies株式会社(以下、弊社)は、開発を加速し一層の事業拡大を図るため、株式投資型クラウドファンディングによる出資の公募を行います。このサービスを行うイークラウド株式会社(東京都中央区、代表取締役:波多江直彦、以下「イークラウド」)の第38号案件として、本日(2024年6月28日(金)より、事前開示を開始しました。2024年7月11日(木)19:30より投資申込みの受付を開始いたします。

詳細
第38号案件の募集概要
  • 会社名:HIEN Aero Technologies 株式会社
  • 事業概要:ハイブリッドeVTOL(空飛ぶクルマ)の開発
  • 募集予定期間:開始:2024年7月11日(木)~ 終了:2024年7月28日(日)
  • 目標募集額:3,000万円(上限募集額:9,990万円)

空飛ぶクルマは180兆円市場へ。注目は純電動を凌駕するハイブリッドeVTOL

すでに空の交通インフラとして普及しているヘリコプターには、「機体の製造費」や「運用コスト」「騒音」「求められる操縦技術の高さ」などの課題があり、現状では物流や旅客の分野において“気軽に利用できる交通手段”にはなっていません。そこで、ヘリコプターより手軽に利用できる空の交通手段として開発が進められているのが「eVTOL(イーブイトール:電動垂直離着陸機)」(空飛ぶクルマ)なのです。

矢野研究所の調査によると、新たなモビリティサービスの創出によって「空飛ぶクルマ」の市場規模は2050年に180兆円を超えると予測されています。

※ 空飛ぶクルマ:「電動化」「自動化」「垂直離着陸」などの航空技術・運航形態によって実現される次世代の空の移動手段

eVTOLは「空飛ぶクルマ」とも呼ばれ、都市交通の未来を担う存在として期待されています。しかし、純電動eVTOLはバッテリー性能の限界から飛行時間が10分程度に限られ、商用飛行として1時間を超える運用は、現在の技術では難しいのが実情です。

飛行時間を延ばすためにはバッテリーを増やす必要がありますが、機体重量が増加してしまい自身を浮上推進させるプロペラや原動機がさらに大きくなるという悪循環に陥ってしまいます。そのため、バッテリーの技術革新がない限り、性能向上は難しい状況になっています。この問題を解決するために注目されているのがハイブリッド方式のeVTOLであり、国内では弊社などが「ハイブリッドeVTOL」の開発を進めています。

弊社が開発するハイブリッドeVTOLは「小型軽量な航空機用エンジン」と「eVTOLのシンプルな構造」を良いとこ取りをしたような仕組みで、航空用ガスタービンエンジンで発電し、その電力で小型プロペラを駆動して浮上・推進する「シリーズ(直列)式ハイブリッド」になっています。これにより、バッテリーの充電・交換といった手間から解放され、バッテリー重量の制約を低減させることで飛行時間と積載量を増やすことを目指しています。

創業から3年で日本初(世界で2番目)の浮上試験に成功。バッテリーを最小化した軽量な機体で次世代交通の主役を目指す

弊社は次世代交通の主役となる有人eVTOLの市場投入を目指し、バッテリーを最小化した軽量なガスタービン発電システムならびに大型ドローンの開発を皮切りに、無人機から有人機へ段階的な開発を行っていく計画です。

有人飛行の前段階として現在開発しているのが大型ドローン「HIEN Dr-One」です。ガスタービン発電機「DRAGON」を双発で搭載し、最大貨物積載量20kg、最大航続距離180kmを想定して製品化を進めています。

2024年3月には試験機「HIEN Dr-One V2」がガスタービンハイブリッドeVTOLとして日本初(世界で2番目)の自立浮上に成功しました(HIEN社調べ)。

今回の資金調達後、海外製品販売などで収益を安定化させながら大型ドローン「HIEN Dr-One」とガスタービン発電機「DRAGON」の開発に注力し、今秋に「HIEN Dr-One」の長時間飛行(ホバリング状態)を検証する実証実験を実施する計画です。

今後、本格化していく次世代空モビリティをめぐる法整備や社会受容性の議論には弊社代表の現職の利点を生かし、アカデミアの世界から環境整備の提案を行っていく計画です。徐々に機体の大きさを上げるスケーラブル開発を続けることで、最終的な主力製品と位置付ける6人乗りeVTOL「HIEN 6」の市場投入を目指します。

3つの注目ポイント

  • 試作機が日本初(世界で2番目)の自立浮上!圧倒的な開発スピードで6人乗りeVTOLの市場投入を目指す(※)
  • ガスタービン発電機を搭載することで純電動では難しい長距離飛行ができるeVTOLの実用化を目指す
  • 御法川教授を中心に通信や航空機設計の専門家、元戦闘機パイロットなど空のエキスパートが集結

※HIEN社調べ

詳細については、イークラウドの募集ページをご覧ください。

案件詳細はこちら

弊社が投資家の疑問に答えます

2024年7月2日(火)23:59まで、投資家のみなさまより、弊社へのご質問を受け付けます。 投資家の皆さまからいただいたご質問への回答を、2024年7月4日(木)を目途に 募集ページへ掲載する予定です。

事業内容や戦略、資金調達などに関するご質問がございましたら、この機会にぜひご質問ください。

※ご質問の内容によってはお答えできない場合がございますので、あらかじめご了承ください。

10万円からHIEN Aero Technologiesの株主になれる、「株式投資型クラウドファンディング」とは

「株式投資型クラウドファンディング」は、非上場株式の発行により、インターネットを通じて多くの人から少額ずつ資金を集められる仕組みで、2015年の金融商品取引法改正に伴って可能となった資金調達手段です。

これまで個人が非上場のスタートアップに投資できる機会は極めて限定的でしたが、「株式投資型クラウドファンディング」を活用することで、スタートアップ投資のハードルが低減されました。

スタートアップは、日本の経済成長と課題解決の担い手として、近年改めて注目が集まっています。一方、スタートアップのネックとなるのが資金調達であり、「株式投資型クラウドファンディング」は、スタートアップへの資金供給強化策のひとつとして、政府において制度拡充の検討が進められています。

イークラウドは「株式投資型クラウドファンディング」を通じて、すべての人が理想の未来を描き挑戦できる、豊かな社会を目指してまいります。

※本報道発表文は、イークラウドの第38号案件の決定を一般に公表するための文書であり、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。


HIEN Aero Technologies 株式会社の概要

本社所在地:東京都小金井市梶野町1-2-36
代表取締役:御法川 学

サービスサイト
イークラウド株式会社の概要

商号:イークラウド株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3181号
加入協会:日本証券業協会
本社所在地:〒103-0028 東京都中央区八重洲1-5-20 東京建物八重洲さくら通りビル3階
代表取締役:波多江直彦

サービスサイトコーポレートサイト
LINEUP

ガスタービンハイブリッド長距離大型UAV

HIEN Dr-One

UAV(無人飛行機)運航の実証実験機、また、P2Pの高速物流に活用できます。被災地での非常用電源にも利用可能。

Specifications

寸法 5000 x 3200 x 900 mm
最大離陸重量 90kg
ペイロード 25kg
最大速度 180km/h以上
航続距離 150km以上
給電能力 20kWh

HIEN Dr-One は、私たちのスケーラブルeVTOL の基本概念です。この革新的な航空機には、HIEN 独自の10kW ガスタービンハイブリッドユニットが双発で搭載されており、安定した発電性能を発揮します。また、このハイブリッドシステムによって、より長距離や大型化を実現しています。

従来のレシプロエンジンを用いたドローンと比較して、HIEN Dr-One は大型化が可能であり、より大きな給電能力を実現しています。この特長により、私たちの航空機は豊富な電力を供給でき、高い性能と柔軟性を備えるため、災害対策など広範な用途に適しています。

HIENスケーラブルeVTOLの
基本概念

ガスタービンハイブリッド
により長距離・大型化を実現

独自の10kWガスタービンハイブリッドユニットを双発搭載し、安定した発電性能を発揮

UAV運航の実証実験機として、また被災地での非常用電源やP2Pの高速物流に利用可能

競合に対する優位性

  • 航続距離を延ばすためのハイブリッドドローンは、既に存在するが、レシプロエンジンを搭載していることから、大型化には限界がある。
  • また給電機能を持つドローンも存在するが、給電能力は1kW以下で被災地での電力確保には不十分

諸元

ガスタービンを使った発電機を搭載、電源をハイブリッド構成にし、
翼の揚力で水平飛行することでバッテリによる純電動のドローンよりも高速に、長距離/長時間飛行が可能な実証実験用eVTOL機

  • 災害時にも入手性の良い灯油を使うことでたとえ電力網に問題があっても飛行が可能
  • 翼で飛行するため往復100km以上のP2P(拠点間)を高速で結ぶことができる
  • 燃料が灯油のため数分間の給油を行えば、すぐに次の飛行を行うことが可能
  • 災害時給電オプションを搭載すれば、たとえ陸路が寸断されていても被災地へ飛行し発電機として電力を供給できる
Drone HIEN Dr-One
燃料
Fuel
バッテリ 灯油(Jet-A1 / B)
給油
Refuel
充電装置 どこでも (Jet燃料の場合は指定給油施設)
給油時間
Refuel Time
数10分~数時間
(バッテリ交換の場合10分程度)
数分~10分程度
最高速度
Control
数km~数10km/h 約180km/h
飛行時間
Duration
5~20分 60分程度
飛行距離
Fright Range
数km~15km 150km程度
離着陸
Take off / Landing
どこでも どこでも
整備費
Maintenance
短期間 / 低コスト 短期間 / 低コスト
特徴
Feature
  • 充電設備のみで稼働可能
  • オフグリッド運用が困難
  • 災害時に発電機として使用可能
  • 燃料が必要

開発状況

マルチコイル直接駆動型Starter/Generatorの開発

  • 法政大学理工学部電気電子工学科・安田研究室とのコラボレーション
  • 原動機側に機体の負荷変動の影響を与えにくい発電システム
  • 市販のジェネレータを改造+デジタル駆動回路で実現

LINEUP

機体の仕様及び概観は開発中のものであり、予告なく変更する場合があります